従業員福利厚生プラン
養老保険を利用した従業員向け福利厚生プランとは満期保険金を従業員の退職金として準備する方法です。
福利厚生費として認められれば保険料の1/2を損金算入することが可能です。(ハーフタックスプラン)
福利厚生プランとするには下記の要件を満たす必要があります。
1.全員加入が原則。
2.福利厚生規定を策定し周知する必要がある。
3.被保険者の大部分が同族関係者の場合、福利厚生費でなく給与の扱いになる。
4.保険金額の設定は原則全員一律。格差を設ける場合は、合理的、普遍的基準が必要。
注)養老保険の保険料を福利厚生費として1/2損金として認めるかは税務当局の判断となりますのでご注意ください。
養老保険を利用した福利厚生プランは従業員の入れ替わりが少ない会社にはメリットがありますが、
入れ替わりの激しい会社はデメリットになる可能性が高いです。
また、一度導入すると簡単には辞めることが困難(労働条件の不利益変更に該当する可能性があるため)なため導入は慎重に検討された方がよろしいと思います。
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