火災保険で土砂災害は補償されるか？

結論

台風などの大雨が原因で土砂災害が起きた場合は、水災の補償が付帯されていれば対象になります。

水災の補償というと、大雨で建物内に浸水した場合をイメージされている方が多いと思いますが、大雨が原因の被害は水災の補償が対象となります。

大雨が原因という点が重要です。

それでは地震による土砂災害は補償されるでしょうか？

答えは

火災保険では補償されません。

地震保険に加入している必要があります。

その被害が起きた原因が地震によるものだからです。

何が原因でその被害が起きたのかが重要になります。

それでは雪解けにより洪水が起き家屋が浸水した場合はどうでしょう？

火災保険には、「風災・雹災・雪災」の補償があります。

洪水が原因のため、水災での補償となります。

雪解けは台風と同じく現象であり、被害をもたらした原因は大雨であり洪水だからです。

水災の補償は保険会社によっては補償から外すことも可能な場合があります。

近年、自然災害による被害が多発し、火災保険の保険料が上昇傾向であるため、少しでも保険料負担を減らすために水災の補償を外すことを検討することもあるでしょう。

ご自身のお住まいの地域の土砂災害のリスクをハザードマップ等で確認し、補償を付けるか外すかを選択することをおすすめいたします。